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コンデンサについて。 [車]

コンデンサチューンは簡単なので、方々に製作記が書かれている。
拙者も触発されて製作したが、コンデンサ買って極性に気をつければいいって物ではない。

出来るだけ高品質のもの(日本製!)を使用してもらいたい。
耐熱は105℃。エンジンルームの温度が問題なのではない(後述)。
12V車では耐圧25V以上(出来れば35V、これ以上は異常に高い)、長寿命品。
安売りを見つけても手を出してはならない。かえって高くつく。
この定格だけなら安い海外品もあるが、初期不良率が断然違う(らしい)。
少し前にマザーボードで騒ぎになっていた。

さて、耐熱が重要である話の核心。

電解コンデンサの寿命は熱の影響が大きい。リプル電流なども影響するが、それも充放電時の自己発熱のためである。
装着場所のエンジンルームは確かに高温だが、実際に装着するとなれば105℃になる箇所には付けないであろう。バッテリーの横なら85℃にもならない。
実は、製作過程に問題がある。

半田の融点は200℃弱から250℃前後。半田ごての温度管理をする人は、恐らく、ほとんど居ないだろう。
60Wの半田ごてなら、400℃位は余裕で超えている。エンジンルームなど、お話にならないほど高温なのだ。
つまり、半田ゴテをこね回すことで、もたついた時間が掛け合わさり、寿命を縮めてしまうのだ。
とにかく短時間に仕上げること。寿命計算では定格温度と実温度の差に時間を掛けた値が結果を支配する。高温の時間とその温度を抑えることが必須なのである。低いコテ温度で短時間に付けられるのかは腕次第。誰が加工しようが、残る部品耐熱をあげるしか余地が無いのである。
自信が無いなら、リードを詰めずに接合するとか、ピンセットで挟むなど、熱を逃がす工夫が必要。そのためにも、ここでの劣化を抑えるには、より耐熱の高いものを選定するべきなのである。


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